【Visual Studio(2022)コミュニティ版】インストール方法
Visual Studioは、C#やC++、Pythonなど、さまざまなプログラミング言語に対応した強力な統合開発環境(IDE)です。
特に、Windows開発には欠かせないツールとなっています。本ブログでは、初心者の方でも簡単にインストールできるように紹介していきます。
Visual Studioの主なエディション
Visual Studioには用途によって下記のエディションがあります。
- Visual Studio Community
無料版で個人開発者や学習目的用ですが、基本的な機能はすべて揃っています。今回はこのエディションをインストールします。
※無料で使用可能できる条件は後述します。 - Visual Studio Professional
中小規模のチーム向けで、コラボレーションツールや追加機能が含まれています。 - Visual Studio Enterprise
大規模な企業向けで、複雑なプロジェクトや品質管理に役立つ機能が多く含まれています。
インストールに必要なシステム要件
- オペレーティングシステム:Windows 10 以降
- メモリ:最低 4GB(推奨 8GB 以上)
- ディスク容量:最低 1GB(推奨 8GB 以上)
- インターネット接続:インストール時にインターネット接続が必要です
インストーラーのダウンロード
- ダウンロードサイトからインストーラーをダウンロードする
ダウンロードサイト:Visual Studio公式サイト

ダウンロードされたインストーラー。

Visual Studio 2022 のインストール
- ダウンロードしたインストーラーの実行
下記のダイアログが表示されるので、「続行」をクリックします。

下記画面表示後、「ワークロード」選択画面が表示されます。

ワークロードの選択
ワークロードの選択画面が表示されたら使用したいワークロード(言語)を選択します。「.NET デスクトップ開発」や「Azureの開発」「Python 開発」等、自分が目的とするを言語を選択して下さい。
ここでは「個別のコンポーネント」「言語パック」「インストールの場所」も指定できますが、特別な必要が無い限り標準ままで良いでしょう。

ここでは、「Python 開発」と「.NET デスクトップ開発」を選択します。

選択したら「インストール」ボタンをクリックしてインストールを開始します。インストール終了まで多少時間がかかるので気長に待ちましょう。

インストールが完了したら、Visual Studioの「起動」ボタンをクリックします。初回起動時には、Microsoftアカウントでサインインするオプションがあります。サインインすることで、設定の同期やライセンス管理が行えます。
また、テーマ(ダークモードやライトモード)やエディタの設定をカスタマイズすることも可能です。

Visual Studio Community 2022 の初期画面が表示されます。

インストール完了後の確認
インストールが完了したので実際に新しいプロジェクトを作成してみます。以下の手順で簡単なC# Windowsフォームアプリを作成します。
- Visual Studioを起動し、「新しいプロジェクトの作成」を選択します。

- 「C# Windows フォームアプリケーション」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。

- プロジェクト名に「テスト用の名称」を入力して「作成」ボタンをクリックします。

- プロジェクトの初期が面が表示されればインストールは成功です。

- プロジェクトの保存場所
標準では「C:\Users\ユーザー名\source\repos」に保存されます。

まとめ
Visual Studioはソフトウェア開発における強力なツールで初心者からプロフェッショナルまで広く使用されています。
様々なプログラミング言語に対応し、開発からデバッグ・テストまで、あらゆる作業を効率化してくれます。
その多機能性と拡張性によりあらゆるプロジェクトに対応可能なIDEと言えます。
Visual Studio Community 版の利用条件
■無料で使用できるケース
- 個人開発者(個人利用)
- 個人で利用する場合、営利目的であっても無料で使用可能です。
- 個人が作るアプリやサービスを販売する場合も、Community 版を利用できます。
- オープンソース開発
- オープンソースプロジェクトの開発であれば、チームの規模を問わず使用可能です。
- プロジェクトがオープンソースである限り、企業・団体に属していても無料で利用できます。
- 学術目的(教育機関・学生・教師)
- 生、教師、学校関係者が、学習や授業、研究目的で利用する場合は無料。
- 学校のコンピュータ教室で利用する場合も問題なし。
- 非営利団体(NPO)
- 非営利団体(NPO)が利用する場合も無料。ただし、営利目的のプロジェクトには利用できません。
- 非営利団体(NPO)が利用する場合も無料。ただし、営利目的のプロジェクトには利用できません。
■無料で使用できないケース
- 企業や団体の開発で、従業員が 6 人以上
- 企業・団体での商用開発において、従業員数が6人以上の場合。
- エンタープライズ組織(250台以上のPC or 年商100万ドル以上)
- 大企業(Enterprise組織)
- 従業員 250 名以上
- PC 250 台以上
- 年間収益 100 万ドル(約1.5億円)以上
- 商用プロジェクトでの利用
- 6人以上のチームで営利目的のプロジェクトを行う場合